J-REIT

J-REITの利回りに注目

日本企業の先行きも不安な現在。さて、何に投資するかというのは頭が痛いところです。比較的リスクが小さく、期待利回りが高い投資先として今注目したいのはJリート(J-REIT)。不動産に投資するファンドを株式市場へ上場したものですね。(説明はこちら。投資信託協会

J-REITの中身は、それぞれの銘柄によって投資対象が異なるものの(住宅、オフィス、ホテルなど)、通常の株式とは違い、それぞれのJ-REIT銘柄の中で複数の投資対象に投資が行われていますから、リスク分散になっています。

その分通常の株式よりJ-REITの値動きは安定しています。また長期的には配当利回りの影響を受けて値が動くと考えて良いと思います。J-REITの利回りが上がれば資金が流れ込んで利回りは下がり、J-REITの利回りが下がれば売りを呼んで根が下がり、利回りは上がります。ただし、もちろん他の金融商品との相対的な比較もなされますから、常にJ-REITの利回りが一定水準にあるわけではありません。もちろんJリートは値動きのある金融商品ですから元本保証はなし。

アベノミクス以前の利回り

アベノミクスの前までは株式市場全体が低調でしたから、J-REITもつられて軒並み値を下げ気味。つまり配当利回りは高めに推移していました。日本の相場全体が上昇に転ずるに伴い、J-REITの値も上昇気味で、利回りも若干下がりました。それでも現在はまだ投資額に対する期待利回りを5%(手取り)と考えても、十分可能なレベルにあります。

仮に元本を購入時の帳簿価格のままで計算すると、5%の利回りであれば約14年で投資額は倍になります。これは受け取った配当を同じJ-REITに再投資した、しかも売買単価が変わらない、と仮定した場合ですが。

2500万円の手元資金があれば、5%の利回りで、黙っていても28年で1億円になる、ということですね。もちろんスタート時に2500万円持っている人は少ないでしょうけど。でも、28年間他の収入(サラリーなど)が全くない、という人もほとんどいません。ですから定期収入からの貯金と、5%程度の利回りが期待できる利回りの高い金融商品とを組み合わせて行きましょう。そうやって30年かければ(30歳から始めれば60歳くらいまでには)意外と堅実に1億円は達成できるような気がします。


カテゴリー:

タグ:

コメント

“J-REIT” への2件のフィードバック

  1. […] 2銘柄ほど利回り重視で購入して持っていたJ-REITですが、ここのところの株価上昇で買値から5割ほども値上がりしたので、売ってしまいました。配当金の利回りを期待して長く持とう […]

  2. […] J-REITは不動産に投資するファンドですが、インフラファンドはもっと大規模な施設・設備への投資と考えて良いでしょう。 […]