1千万円貯金を目指す

1億円を目指すには、まず、ネタ銭の1千万円を貯金することを考えてみましょう。

こちらに毎月定額を貯金して1億円貯める話を書きましたが、毎月10万円ずつ貯金し、年利5%の運用でも、40年目にならなければ1億円を貯金することはできません。金額が大きくなればなるほど、一般人には高利回りで運用することは難しくなりますから、貯金だけで1億円は、よほど収入の良い人でなければあまり現実的ではありません。

とは言っても、他の投資方法を考えるにしても、ネタ銭が少なければ、運用方法も限られてしまいます。自己資本が1千万円とかあれば、若干の借り入れでアパート1棟を購入して賃貸で運用するとか、もう少し大きなオプションを考えることもできるようになります。

1千万円貯金するには

借りに毎月5万円ずつ貯金し、年利5%での運用ができるとすると、約13年で1千万円の貯金ができます。これが毎月10万円ずつの貯金だと、約8年で目標額に到達します。年利1%の運用でも毎月10万円ずつ貯金すれば、約9年で到達することができます。

要するに、1千万円ほどの貯金であれば、運用利回りを問題にするよりも、毎月積立貯金に回せる金額をどれだけ増やせるかの方が、影響は大きいと言えます。毎月1万円でも多く貯金できれば、道のりは短くなる、ということです。まあ、当たり前ですけど。

22歳で就職してから5万円ずつ貯めて運用し、13年待ちましょう。35歳になった時には次のステップに使えるタネ銭ができている、ということですね。

次のステップ

1千万円の貯金ができたら、次のステップを考えましょう。ただし、1億円に向かうためには、このまま同額の貯金を続けていても道のりは長すぎます。と言っても、無論、ハイリスク・ハイリターン商品に手を出してばくちを打つことを勧めるわけではありません。貯金を自己資本に、それに加えて借り入れをし、レバレッジをかけることが現実的になる、ということです。

借り入れをすれば、支払い利息が発生し、その分運用利回りが下がります。その一方で、運用に回せる合計金額が大きくなります。ですから、金額ベースで考えると、一挙に大きなリターンを狙うことが可能になります。後はそれを繰り返すだけです。


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